企業間信用は企業の通常の商取引、企業間取引と密接不可分の関係にある。この企業間取引で最近の大きな動きとして、企業間電子商取引(B to B)が成長してきたことが挙げられる。企業間電子商取引の急成長に伴い、企業の商取引全体に占める電子商取引のウェイトも高まってきている。電子記録債権は、手形の減少が著しい中で売掛金などの売上債権を中小企業などの資金調達にも活用できないか、という観点から検討され実現してきたものであるが、電子商取引とリンクすることにより商取引の始まりから決済までを一貫して電子化できる効率的・効果的な仕組みを構築することも可能とみられることもあり、今後様々な展開が期待される。