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調査研究論文の要旨

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中小機械・金属工業の競争力の源泉に関する計量分析

  • 生産技術機能と競争力の関係をみると、競争力に作用する機能は継続的な生産活動と密接に繋がったものに限られる。技術の競争力は中小企業の独自の研究開発によってではなく、サプライチェーン内での円滑、効率的な生産への貢献によって生じる。
  • 自社の強みと競争力の関係をみると、技術開発、技術管理・生産管理、販売促進というカテゴリ分類による偏りはなく、幅広い分野の強みが競争力に繋がっている。技術開発、技術管理・生産管理、販売促進のいずれかの分野で強みを持っていればそれを梃子に競争力に結び付けることができる。
  • 主力納入先の発注理由と競争力の関係をみると、技術管理・生産管理面での評価が競争力に結びつく傾向が強い。一方、納入先との関係は競争力の強さと関連しない。
  • 研究開発の方法と技術の競争力の関係をみると、自社単独開発と産学共同研究は技術の競争力と正の相関がある。親企業からの技術指導は負の相関関係がある。これは中小企業の技術力が低い場合に、いわば技術的なてこ入れとして親企業から技術指導を受ける傾向がある可能性を示唆する。
  • 設計関与度と技術の競争力の関係については貸与図型、承認図型による違いはない。発注企業が設計を行う場合でも中小企業が意見を出すことにより技術面で競争力を獲得することが可能である。納入単価の決定方法と競争力との関連性はない。
  • 海外生産、新事業展開、IT利用度と競争力の関係をみると、海外生産と競争力には関連性はないものの、新事業展開、IT利用度とは関連性がある。特に、IT利用度は技術、納期対応、保守等アフターサービスと幅広い分野と相関があり、競争力を向上させる手段として期待される。

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